福島県白河市 洗濯してしまったUSBフラッシュメモリーからのデータ

皆さまお使いになっているUSBフラシュメモリー


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その呼び方もUSBで通じてしまう時代に。

しかし最近ではより小型、軽量の物などが増え扱う上ではいいのですが管理をするする上で問題も起こりやすくなって
きております。

以下発生しやすい問題の一例
・小型軽量のため移動の際に紛失しやすい
・手汗や水滴により壊れることがある
・乾燥しやすい季節に静電気などで壊れることがある
・衣類の胸ポケットにしまい込んだまま洗濯をし壊れることがある

といった具合です。

そして今回お客様からご相談いただいた内容ですがまさに上記の一例に含まれている
・衣類の胸ポケットにしまい込んだまま洗濯をし壊れることがある
でした。

職場と自宅とで兼用しているUSBフラッシュメモリー

仕事を終え深夜に帰宅されYシャツをそのまま洗濯機の中へポーン。

胸ポケットに入れたままということに気付かずに翌朝奥様が洗濯をしてしまったことに気付くのは洗濯が既に終わった
後でした。

呆然状態のお客様。

ハトが豆鉄砲を食らった状態のようだったとも仰られておりました。


じつは過去にも同じトラブルを起こされたことがありその時は結局データが復旧できず諦めたとの事。

しかし今回はそうもいかないようです。

保存されているデータの重要度が高いようで、なんとしてもデータを取り出したい。

そこでスマホの出番です。

当店をいち早く検索され、すぐさまお電話をくださいました。


お客様は非常に落ち着いておられ、こちらからのヒアリングにも適切に丁寧に回答をしていただけました。
※通常データ復旧を緊急で希望されるお客様からのお電話の場合、消防や救急と同様に慌て動揺される方が多い
  のです。

これは想像ですが2度目の苦渋ということでお客様も対応に慣れてしまったのかもしれませんが。。。。

お客様は急ぎの対応をご希望でしたが幸い別スタッフが栃木県の那須方面まで出張しておりました。

派遣スタッフへ那須町の後に白河市のお客様宅へ訪問するようスケジュールを調整しお客様へは暫しお待ちいただく
ようにご案内。

向かったのは白河市
福島県の最南端に位置し、古くは関所が設けられていたことから「みちのくの玄関口」「東北の玄関口」とも言われて
おります。


白河市 : http://www.city.shirakawa.fukushima.jp/



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訪問先のお客様宅で見せいただいたUSBフラッシュメモリー

型番から察するに使用歴は約7年程とお見受けしました。


パッと見目立った外傷もなく、洗濯されたという割には水滴も付着しておりませんでした。

しかしこの手のトラブルの場合安易にPC等に接続することで反って状態が悪化する恐れもありますので会社に持ち
帰り詳しく診断を行わせいただくことでご了承をいただきました。



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詳しく診断を行うために会社へ持ち帰ったUSBフラッシュメモリー

そのまま検証用PCへ接続するのは危険なため殻割を行い内部のチップを取り出します。


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殻割をした後のUSBフラッシュメモリーの本体。

テスターを使用すると内部の回路上で電気的に問題があることが判明。


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拡大した内部の制御チップ(コントローラー)になります。

どうやらこのチップ周辺の配線が洗濯を行ったことで腐食しているようです。

そのため腐食部分の配線をリフロー作業というはんだ付けを行うことで復活させました。

その後検証用マシンに復活させたUSBフラッシュメモリーをセットしデータの解析作業を行います。

解析作業の結果復旧対象のデータは約7GBほど。



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解析作業後にデータの復旧作業に着手。

作業に取り掛かること約2時間で復旧対象のデータのリストを作成しお客様へ内容の確認をします。

お客様からもお送りした内容で問題ないとの回答をいただき仕上げの本復旧作業に取り掛かります。


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尚復旧したデータ約7GBは別途用意のUSBフラッシュメモリー(16GB) へバックアップさせていただきました。
お値段に大差がなかったためより容量の大きいUSBフラッシュメモリー16GBをチョイスさせていただいたのです。

参考までに今回発生した費用です。
データ復旧作業料      18,000円
(物理障害のUSBフラッシュメモリーのデータ復旧)  
バックアップ用USBフラッシュメモリー機器代 1,080円  
再訪料                       2,100円
割引               ‐1,180円 
合計 20,000円
白河市は栃木県からも近いため特別に遠方料金をいただいておりません。

水没や今回のように誤って選択してしまったUSBフラッシュメモリーのデータの復旧精度を高めるためにも、トラブル
発生後は使用をすぐに停止し、極力タオルなどで水滴をふき取り乾燥した状態で保管なさってください。

そしてご自分で復旧を行おうとせず私ども専門業者へいち早くお任せください!

機器の状態や回路部の腐食が進行すると金額うんぬん以前にデータの復旧すらままならないという事態になってしまう
おそれもございますので。。。。

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さてデータの納品も終えさっきまでの緊張の糸が切れたところで時間もちょうど昼時。

やはり白河とくれば白河ラーメンを食したいところ。

という訳で事前に下調べをした白河市からほど近い西郷村の某人気ラーメン店へと向かうことにしました。

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しかし?しかし!! 何とお店は臨時休業ではないですか!?

これは予想外。

白河でまで来てラーメンを食べずには帰れません。

よってここからお店の新規開拓をすることに方向転換。

時間も12時を回り始めましたのでうかうかしてはいられません。

早くしないと昼飯にありつけない恐れも出てきます。

ここで役立ったのは過去に那須のお客様から教えていただいた情報でした。

ナビにお店の住所を入力し一目散にと向かいます。

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到着したお店
白河市の人気店 火風鼎(かふうてい)

南湖公園手前の通称ラーメン街道に位置しているお店です。
看板も大きく目立つため迷うことは無いはずです。

しか火風鼎と一見で読める方はそうそういらしゃらないかと。


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お店の入り口です。

一見すると行列が無いように見えますが、実は店内で順番待ちの方が十人近くおられました。

外からは見えませんが店内に順番待ち用にと椅子が用意されているのです。

ちなみに順番待ちは名簿などに名前を書かずともよいので店員さんに呼ばれるのを気長に待ちましょう。


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順番待ちの最中ふと店内の壁に目をやるとお店と店主の紹介がされております。
こういった顔が見える紹介があるとお店との距離が縮まる気がして好感が持てます。

なんでも店主の小白井さんは独学で地元食材を生かしたラーメンを研究されたほどの努力家のようです。
その研究の賜物である一杯をこれから頂くのが待ち遠しいです。


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最近の白河ラーメンではワンタンが入ったものが人気があるようでお店によってはすぐに品切れになることも珍しくありません。
こちら火風鼎さんにもワンタンラーメンはありましたが、今回は初めての来店という事もありましたので看板メニューである
手打ちチャーシューメンを注文。

白河らーめんのトッピングというと
縁の赤いチャーシュとホウレンソウ、そしてナルトが定番です。

しかし配膳されてきたらーめんにはナルトがありません。
箸でスープの底もすくってみましたがありませんでした。

最近ではナルトが入った昔懐かしのラーメンが減っているのでこれは少し残念ではありますが、それ以上にスープは
王道に忠実で澄んでおり飲み干してしまうほどでした。

表現が大げさになりますが、その透明度は鍾乳洞の地底湖のよう。

チャーシューもネギもトッピングでありながらも主役級のおいしさ。
麺も特徴的で食べていながら久々に楽しみながらのラーメンを食すことができました。

綺麗に平らげ店員さんへご馳走様と言いお店を後にするのでした。

久々の新規開拓。
新規開拓は勇気がいりますが今回は大当たりでした。

教えてくださったお客様ありがとうございます。


さてお腹も膨れたことですし、食べた後はすぐに寝て牛になるに限ります。
幸い近くには南湖公園という絶好の休憩スポットもございます。

午後の現場まではまだ時間もあります。ここらでお昼休憩をとることにしますか。


火風鼎 (食べログ) : https://tabelog.com/fukushima/A0703/A070301/7000032/





すぐに到着してしまった南湖公園

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公園は広く出入り口も多数あります。
今回は東側の入口から入園いたしました。


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公園に入ると南湖公園の立派な石碑とご対面。

この石碑の奥には南湖公園の名の由来になっている南湖が見えます。


当初は公園内の駐車場で一休みする予定でしたが、外は久々の晴天、いい天気です。
これは散歩がてら散策しなくては勿体ないと食後の牛から馬モードにスイッチオン。
公園内を散策してみることにしました。

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湖畔には手漕ぎボートがあり30分単位でレンタル可能とのことでしたが、時間の関係でパス。

本音を言うといい大人が一人でボートを漕いでいても周りの視線も気になりますし、そもそも絵になりませんからね


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太陽の日差しが輝く金色の湖面

おとぎ話の世界であればこの金色に輝く部分が橋になったりするのでしょうが、ここは現実の世界。
そのようなことは期待しても起きません。


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湖畔の東側。先ほど車で入園したきた方角になります。

公園内はしっかり手入れや管理がなされており、こうしている間もスタッフさんがゴミ拾いをされておりました。


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南湖公園の湖の北側には立派な日本庭園がございます。
その名は「翠楽園(すいらくえん)」

比較的最近になってから造成された回遊式の日本庭園になります。
園内には松楽亭と茶室秋水庵があり、季節によってはこの茶室で盛大なお茶会が開かれるそうです。

ちなみに翠楽園の中へ入る際は入園料が310円(大人)かかります。

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時間の都合上翠楽園内部には入らず外観のみを堪能させていただきました。

一部の紅葉が色づき始めいい目の保養にもなりました。

そして南湖公園で見逃せないスポットがあります。

公園の北側、翠楽園のすぐ東手に位置する南湖神社です。

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神社の鳥居前には白河そしてここ南湖公園にゆかりの深い第12代白河藩松平定信公の立像がございます。

南湖公園松平定信公が「士民共楽(武士も庶民も共に楽しむ)」という理念のもとに南湖を築造し、後に現在の公園と
なりました。

何でも日本最古の公園なのだとか。


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松平定信公の立像を失礼ながらズーム。
じつはここ南湖神社の御祭神は松平定信公なのです。

余談ですが南湖神社が建立されたのは公園ができたずっと後になってからなんですよ。

松平定信公とは?

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南湖神社の鳥居。

ここをくぐっていくと参道が続きます。


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鳥居をくぐると見えてくる参道。
参道沿いには灯篭が多数並んでいるのが分かります。

おみくじやお守りの販売所や御朱印所はこの参道沿いにございます。

興味がある方は利用してみてはいかがでしょうか?


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手水舎です。

かっこいいフォルムの龍の口からお水が流れ出ております。
必ず参拝前に手水をしましょう。


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神社境内に植樹された広葉樹

綺麗に色づいた紅葉たちが参拝者をもてなしてくださいます。

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先ほどとは異なる場所の紅葉です。

こちらもいい具合に色づいておりました。 


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石灯篭の並んだ参道。

そして一番奥に見えるのが本殿になります。


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神社といえばそれを守護する獅子と狛犬の存在も忘れてはいけません。

こちらは本殿に向かって左手に鎮座している狛犬になります。
・・・が角が無いタイプの狛犬のようです。


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そしてこちらは本殿から向かって右手に鎮座する獅子です。

狛犬と違いその口を閉じているのが特徴です。


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南湖神社本殿です。

こちらで参拝を済ませた後に周辺を少し散策。


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今年の干支にちなんだ鳥の書かれた大きな絵馬が奉納されておりました。

来年度はこの絵柄が犬なるのかと思うと見納めまではそう時間もありません。
まだの方は年内中に忘れずに見納めください。


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参拝を終え参道を元来た道へ歩みを進めて行くと左手にいかにもな感じの建物が目に入りました。

建物前の案内板に記されていたのは
「 松風亭蘿月庵 (しょうふうてい らげつあん) 」

白河藩主であり、茶人でもあった松平定信公が生前に愛用した茶室とのことで、その趣ある佇まいから福島県
重要文化財にも指定されているようです。


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松風亭蘿月庵 の入口になる正門です。

画像のように閉ざされておりますが、拝観料を支払えば建物内部を覗くこともできます。
またこちらで白河茶道連盟の茶会が定期的に行われるそうです。

現在進行形で利用もされていることから、建物の管理状況は極めて良いのでしょうね。


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別アングルから捉えた松風亭蘿月庵

本当は内部を拝観したかったのですが、時間が無かったので泣く泣く外から物乞いをするかのように指をくわえるがの
如く眺めておりました。


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休憩を取るつもりがそれ以上に素敵な景色や寺社を見ることができ、そして南湖と白河の歴史を学ぶこともでき予想以上
の収穫になりました。

素敵な思い出をありがとう南湖公園、南湖神社。

こうして背を向け公園を後にし午後の現場へと向かうのでした。


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公園内にはご覧のような食事処や軽食やさんも何店かあります。
景色によっては満開の桜を見ながら、紅葉を見ながらのお食事も乙な物かと。


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最後に公園内にあったマンホールの蓋です。

自治体ごとに変わったデザインの蓋があるのでこれを見つけるのも面白いのです。
描かれているのは白河のランドマーク小峰城でした。



南湖公園 : http://www.city.shirakawa.fukushima.jp/page/page001742.html
南湖神社 : http://nankojinja.server-shared.com/

福島県白河市USBフラッシュメモリーやSDカード、メモリーカード、デジカメなどのデータ復旧などで困ったら
パソコン修理はPCわんだ

栃木県宇都宮市のパソコン修理はパソコンサポートPCわんだ

突然ですが藤岡(ふじおか)と聞くとみなさんはどの地区を思い浮かべられますか?

恐らくほとんどの方は群馬県藤岡市がパッとイメージに湧いたと思います。

高速の上信越自動車道の藤岡JCT(ジャンクション)は有名です。

しかし私ども栃木県の人間は藤岡と聞くと真っ先に思い浮かべるのは現在の栃木市
かつての藤岡町ではないでしょうか?

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栃木市藤岡町藤岡地区
藤岡町 : https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%B2%A1%E7%94%BA_(%E6%A0%83%E6%9C%A8%E7%9C%8C)

2010年の現栃木市との合併により自治体としての藤岡町は残念ながら消滅しましたが、合併後も旧藤岡町
地区名には 「藤岡町***」 という風にその名が残されるなどの配慮がありました。

そんな旧藤岡町は栃木県の最南端に位置し、群馬、埼玉、茨城の県境が複雑に入り組み往来する車のナンバーも
正にごった煮状態です。

地区内にはラムサール条約にも指定された渡良瀬遊水地などの自然あふれるスポットを有しております。
土日祝日には遠方からも野生生物の観察や自然と触れ合うために多くの方が訪れる人気スポットにもなっています。



今回は現栃木市かつての藤岡町にお住いのお客様からご依頼をいただきました。

ご相談いただいたお客様はSony製のゲーム機を愛用されており、PCはお持ちでは無いとの事。

最近ではこのようなお客様が増えてきているのが時代のうつり変わりを反映していると思います。

かつてゲームというとTVゲームも去ることながら、PCゲームもそこそこの人気を博しておりました。

またゲーム利用の有無にかかわらず一家に一台PCがあることは珍しくありませんでした。

それがここ数年でインターネット利用環境は整っているものの、PCは未所有。

スマホかゲーム機しか所有していないというお客様からのお問い合わせが顕著に増えてきているのです。

それでもコアなオンラインゲームのユーザー様の場合、ゲーム専用に特化したモンスターPCを所有しているのも
面白いところです。

一般のPCユーザー様でしたら市販のメーカー製PCのスペックでまず問題ありませんが、ことPCゲームのユーザー
様の手に掛かるとこれでは明らかなスペック不足。

よってBTOパソコンや自作PC市場がまだ残っていける理由でもあるのですが。


さて旧藤岡町は宇都宮からですと下道移動でも微妙に時間がかかります。
だいたい1時間20分ほど。

場所によっては前述の通り複数の県境を跨ぐため余計に遠く感じるのです。




さて話は本題に戻ります。

今回お客様からいただいた要望は家庭用ゲーム機のとある設定をして欲しいというものでした。
ご利用のゲーム機はSony製のPS4 Pro。

確認ですがPS4ではなく、PS4 Pro です。

PS4 Pro をご存知の方にはくどいようですが念の為説明させていただきます。

PS4 Pro は従来のPS4 に4K出力対応の機能を追加したハイエンドモデルとなります。
そのため価格もいい金額になりますが。。。。

PS4 Pro : http://www.jp.playstation.com/ps4/features/pro/

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お客様愛用のPS4 Pro のパッケージ。

いただいたご要望ですが
・PS Vita から自宅に設置したPS4 Pro をリモートプレイできるようにして欲しい。

そうこの1点です。

話だけを聞くと簡単そうに思えますがルーターの設定などに精通していないとハマりがちになります。

なんでも仕事で自宅に帰る時間が不定期でそのためPS4 専用のゲームを思うようにプレイできないためストレスが
溜まってしょうがないのだそうです。


そもそもPS Vita にはPS4 Pro やPS4PS3 などを外出先からインターネット回線を介し遠隔でプレイできるという
素晴らしい機能「リモートプレイ」がございます。

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PS Vita でPS4(PS4 Pro)のリモートプレイをするには?
https://support.jp.playstation.com/app/answers/detail/a_id/13250/~/ps-vita-%E3%81%A7-ps4%26reg%3B-%E3%81%AE%E3%83%AA%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%97%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%92%E3%81%99%E3%82%8B%E3%81%AB%E3%81%AF%EF%BC%9F

自宅のLAN環境下のみで利用するにはそれほど高度な設定は必要ないのですが、これが出先、外出先からとなると
話は変わります。

これらの条件を満たすためには自宅に設置されたルーターのポート解放(静的IPマスカレード)の設定が必須になります。

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お客様宅に設置されていたルーターフレッツ光でお馴染みのNTTのひかり電話対応ルーター PR-500MI でした。

そのため上記の設定を行う際はそれほど混乱することはありませんでした。


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NTTルーター PR-500MIの管理画面内。

ポート解放(静的IPマスカレード)の設定を行っているところです。

ポート解放とは?
ポート開放という言い方は通称になります。
正しくはポート転送設定(ポートフォワーディング)と言います。
ルーターによってはこの辺の設定名が様々で統一されていないのが不便なところ。
外部からの接続が必要となるサービス、オンラインゲーム、公開サーバー、最近では防犯カメラなど。
といったサービスを利用する際にルーターのポートと呼ばれる船着き場に専用番号を設け、きちんと停留しやすくする
ためのサービスになります。
ここで割り当てるポート番号は使用するアプリケーションやサービスごとに具体的に決まっているわけでは無く大概は
任意の番号を割り当てることが可能ですので難しく考える必要はありません。

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リモートプレイ用に準備したポート番号を入力していきます。

これらの設定を行うにあたり予めリモートプレイ用に使用するポート番号を決めておきます。
※ポート番号は任意で問題ありません。


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ここまでに入力したポート番号、ポート解放(静的IPマスカレード)の設定値を保存し設定を反映させるためにルーター
再起動します。


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ルーターの設定後にPS4 Pro の電源を投入します。

既にお客様宅のPS4 Pro はネット環境に接続済みでしたので追加設定は必要ありませんでしたが、未接続の場合は
事前に接続設定を行う必要がございます。
※有線接続の場合はルーターから伸びるLANケーブルを接続するだけでOKです。

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PS4 Pro の「設定」メニューより、「リモートプレイ接続設定」を呼び出し、画像のようにチェックを入れます。
これ重要ですのでお忘れなく。


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PS4 Pro の電源投入後に、PS Vita の電源を投入します。


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PS Vita の画面をタッチし、「PS4 リンク」 を選択します。

その後に表示されるメニューから 「リモートプレイ」 を選択します。


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「インターネット経由で検索中です」 という表示が暫く続きます。

この間にPS4 Pro をインターネットを介して検索していますので気長に待ちましょう。
※10近く待っても検索でいない場合は先に実施したルーターの設定値が誤っている可能性がありますので
 再度確認をしてみましょう。


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問題が無ければ5分も待たずに画像のようにPS4 Pro (PS4) で見慣れた画面が表示されるでしょう。

今回は業務用のルーターなどが設置されていなかったため非常にスムーズに設定を行うことができました。

これは外せない部分になりますが外出先からの接続シチュエーションも再現するために、PS Vita をお客様のスマホ
テザリング接続しPS4 Proへリモートプレイできることもしっかりと確認させていただきました。

お客様からは
「これで会社にいながら気兼ねなくPS4 Pro をプレイできます」
「職場が自宅のようになりました。」
「今度は会社のPCからもリモートプレイができるように設定をお願いするかもしれません」
と熱いお礼の言葉を多数いただきました。

私としては職場でのゲームプレイは節度を守ったうえで休憩時間などに留めていただきたいと強く願っているのですが
お客様の想いは真逆の方向を向いておりいつの日か懲戒処分を受けることが無いか心配で心配で夜も眠れません。。。

皆さまも職場でのゲームプレイは某CMではありませんが 「ご利用は計画的に!」

作業開始から約40分ほどですべての作業が完了しました。

参考までに今回発生した費用です。
作業料   6,300円
合計 6,300円
※作業時間1時間以内の場合の作業料金となります。

当店パソコンサポートPCわんだでは、今回のようにパソコン以外のゲーム機などの各種設定も喜んでお引き受けします。
作業スタッフもゲーム好きが多いので親身になって対応にあたらせていただきます。

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さぁやって参りました! 作業後のボーナスタイム。
待望の自由行動の時間です。

本日はこれで作業終了のため直帰することを会社へ申請したのです。

目指したのはここ旧藤岡町に広がる渡良瀬遊水地(貯水池)。
そしてその中に残る旧谷中(やなか)村の史跡探索。

栃木、群馬、埼玉、茨城4県の県境に位置し、2012年にラムサール条約に指定されたことでも有名な地。

多くの自然が残されていることから野鳥も多く飛来しバードウォッチングのメッカとして多くのカメラマンがその足を運びます。
また釣り客も多く、ウォータースポーツも盛んなようです。
こちらを会場にした熱気球やスカイダイビングなどのイベントも行われたりとまさに何でもござれの自然公園なのです。

これまでは近くを通ることはあっても時間がなくスルーしておりましたが、内部まで車で乗りいれたのは今回が初めて。
但し自然保護のため車で乗り入れ可能なエリアが制限されておりますのでご注意下さい。

渡良瀬遊水地に車で乗り入れ可能なゲートは複数ありますが今回は、旧藤岡町内野側の「北エントランス」から入場。
ちなみに入場料や駐車料金は無料です。

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渡良瀬遊水地の中心となる谷中湖のすぐ北側には売店や駐車場の広がる比較的開けたスペースがございます。

このエリアに掲げられていた案内板です。
禁止事項が事細かに説明されておりますので、事前に目を通しておきましょう。

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渡良瀬貯水池の紹介がなされている案内板です。
大きさや役割についての紹介がされておりました。

続いて付近を探索していると目についたのは旧谷中村についての紹介です。



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かつてこの渡良瀬遊水地に存在していた谷中村。
その歴史はまさに悲劇の連続でした。

土壌も肥沃でその耕作量は相当なものだったと文献で記録されております。
しかしながら洪水も多くそれによって耕作量が激減する年もあるなどの問題を抱えてもおりました。
また小中学校の教科書にも登場する足尾銅山鉱毒事件。

一見何の関連も無いように見えますがそれが関係大ありなのです。
付近の渡良瀬川が氾濫するたびに足尾銅山から流れ込んだ鉱毒により、旧谷中村は甚大な被害を受けてきたのです。

これにより当時の衆議院議員であった田中正三氏がこの地に移住するなど、足尾鉱毒事件反対運動の中心地になって
いったのです。

それも空しく1906年に旧谷中村は当時の藤岡村(現栃木市藤岡町)に編入され、強制廃村と相成りました。
かつての村が所在した地は渡良瀬遊水地になっており、現在は当時の役場跡や慰霊碑跡などが残されており歴史の
1ページを垣間見ることができます。

歴史好きな方には足尾銅山と合わせて必見のスポットといえるでしょう。


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高台の上に残る旧谷中村役場跡。

画像の小屋は休憩所です。


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碑が建っている箇所が実際の役場跡のようです。

近くの大木は当時から残っている物なのでしょうか?
気になります。

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役場跡から東へ歩を進めると「雷電神社跡」「延命院跡」「共同墓地跡」へ通じる案内板があります。

通じる道は未舗装で草が覆い茂っております。
夏本番だとこの非ではないでしょう。
夏の探索時は虫よけ必須です。

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雷電神社の案内板です。

関東地方各地に所在する雷電神社
雷電神社とは祭神は様々ですが主に雷避けを祈願して建立された神社との言い伝えがあります。

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延命院共同墓地跡に関する案内板。

強制廃村となった旧谷中村。
その後もこの地に辛抱強く残った一部の住人の心の在り処となった延命院。
そして亡くなった方を埋葬した共同墓地。

いずれも跡地になりますが、渡良瀬遊水地内における聖域であることは間違いありません。


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巨木の前に慰霊碑跡が残っております。

手を合わせて黙とうを捧げました。

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この場にはそぐわないデザインの赤いポストが設置されておりました。

「谷中村連絡箱」

「谷中村遺跡を守る会」の方々が設置した連絡箱とのことです。
この連絡箱の中には会員向けと思われる「谷中村たより」と「連絡ノート」が置いてありました。


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延命院共同墓地跡になります。

画像のような小さな石碑が幾つも点在しておりました。



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旧谷中村に残る谷中湖

この形を見て何かに似ているとお思いになりませんか?

そうです。谷中湖はハートの形をしているんですね。
全国でも珍しいハート形の湖。そのハートの大きさは日本一だとか。

ハートの形をした谷中湖は見ただけでもハッピーになれそうです。
そしてこの形を見れば谷中湖に対して好感度がアップすることも間違い無しです。

渡良瀬遊水地は広く徒歩では見て周るだけでも一苦労。

そんな方に朗報です。
谷中湖北の駐車場近くにはレンタサイクルの貸し出しサービスがされているのです。
料金は大人用は2時間以内300円、4時間以内400円、1日で600円。
子ども用は4時間以内200円で1日だと300円。
サイクリングをしたい方やアクティブに体を動かしたい方は利用を検討してみてはいかがでしょうか?

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谷中湖の北側には画像のような謎の鉄塔がそびえ立っております。
詳細は不明ですが気象などの観測施設でしょうか?

この日は団体の外国人観光客様がいらしておりこの鉄塔の周辺で記念撮影をされていたのが印象に残っています。
やはり何か特別な塔か、宗教的な施設かと思ってしまいますよね。

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谷中湖北駐車場からさらに北上するとこれまた異様な建物が見えてきます。

その正体は「ウォッチングタワー」
なんと高さは15mもあります。

屋上には大型双眼鏡が備えつけられていて無料展望台になっております。
遠く広がる渡良瀬遊水地と、そこに生息する野鳥の観察ができるのです。

望遠レンズが付いたカメラをお使いであればこの展望台から野鳥の生態を観察できるかもしれませんね。


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ウォッチングタワーのすぐ北西にみえる池。

目を凝らすと池面に小さな点が幾つも見えます。
この点が野鳥です。

望遠の効くカメラを持参していなかったのでこれ以上はズームできなかったのが残念で仕方がありません。

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ウォッチングタワーから南西を眺めた光景です。

遠くに見える白い構造物は水門です。
この水門の先にハートの形の谷中湖が広がっているのです。

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ウォッチングタワーから東側を眺めた光景です。

どこまでもヨシの原っぱが広がっており、どこか北海道にいるかのような光景のようにも見えてしまいます。


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ウォッチングタワーから南側を眺めた光景です。

左から伸びる道路が谷中湖北の駐車場へ通じています。
また右上に見えるのが谷中湖になります。


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場所を変えて谷中湖畔まで移動してみました。


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遠くに見える高層の建物は古河市の高層マンションになります。
水平線部分に陸地がなければ空と湖がくっつくかのような光景になるだけに見ごたえがあります。


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遠くまで広がる湖面の青と、秋特有の高く澄みわたった空。
すごく芸術的です。

見とれていたら時間が経つのを忘れてしまいました。

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沈む夕日と広がる秋空。素敵な光景に見とれ、ふと時計をみたら16:40。

これは急がないと大変です。  冗談抜きで大変なことになります。

じつはここ渡良瀬遊水地は谷中湖へ自動車で入場できるエントランスの入口には利用時間が設けられているのです。
訪れた10月の場合17:00までとなっております。

しかも怖いのは周辺看板などでも告知の通り
 『時間を過ぎますとゲートが閉まり通り抜けできません。』
という点

うっかりタイムオーバーにでもなったら車を置いて帰らざるをえなくなります。
う〜ん想像しただけでも恐ろしい。

足早に車を停めた駐車場へと向かう私。

なんとか滑り込みでゲートを抜け帰宅の途に着くのでした。



渡良瀬遊水地 : https://watarase.or.jp/

日常に疲れ自然に癒されたいとは頭の中で思っていても、遠く観光地まで行くにはお金と時間がかかります。
しかし渡良瀬遊水地は基本無料で自然を体満喫できます。

たまの休日何をするでもなく、このような自然に囲まれた地で昼寝をしてみてはいかがでしょうか?

意外と一番の贅沢と言えるかもしれません。


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