アンペア変更(50A→60A)で無線LANに接続できない

アンペアの変更(50A→60A)工事を行ってから無線LANに接続できない

との問い合わせを頂きました。

通常アンペアを変更しても電化製品が故障することはありません。
※もし故障があったら工事を行う電力会社へ相当なクレームが入るはずですし・・

お客様に状況をヒアリングをしてみると、

・アンペア工事を行うまでは無線LANでのインターネット接続は問題なかった
・有線にてインターネット接続をしているPCの方は工事後も問題なくネットにつながる。
・他の電化製品にはこれといって異常は見受けられない。

とのことでした。

お客様宅のインターネットの機器設置状況ですが、

ネットワークの階層上位 ・・・ NTTのひかり電話対応ルータ(PPPoEクライアント設定済み)
ネットワークの階層下部 ・・・ NTT製の無線LANルータ

上記のようになっておりました。
そこからノートPCが無線、デスクトップPCが有線 でインターネットを利用されています。

有線接続のデスクトップPCが問題無くネットに繋がっている事から無線LANルータにトラブルの原因があると推測をし、原因究明を進めていくことにしました。

手始めにお客様利用のノートPCに設定されている無線接続のプロファイルを確認することにします。

ご利用の無線LANルータが放つSSIDを捕捉し、プロファイルに登録されているセキュリティキーを手動にて再入力してみます。

セキュリティキーが間違っている旨のエラーメッセージが表示されます。

PCを替え当方の現場用PCへ同様のプロファイル設定を行い接続を試みるもあえなく玉砕。

やはりセキュリティキーが一致しない旨のメッセージが・・・

無線LANルータのLAN側ポートに有線接続を行い、管理画面にアクセスを行うことにします。

そして設定状況を確認してビックリです!

ナント、無線LANルータ内の設定一式がリセットされており出荷時の状態まで遡っておりました。

今回アンペアの変更工事を行っておりますが、それが原因であるとは考えにくいです。

たまたまルータ側に想定外の電気的負荷が掛かったことでリセットが掛かったとしか言えません。

改めてルータ内に設定を施し、消失してしまったセキュリティキーを再設定することにします。
※セキュリティキーは信頼性の高い WPA-PSK AES 規格を採用することにします。
※古いPCや無線子機アダプターの場合対応できないことがあるため要注意。

PC側の無線接続ユーティリティを起動。

目的のSSIDを選択し、再設定にて登録した新セキュリティキーをPC側の接続プロファイルへ学習させます。

無線LANルータとの接続が無事できました。

但し、今回は無線LANルータの故障も否定できないため設定後、暫くは様子をみて頂く様にお願いしました。

万が一同様の症状が再発した際には機器の交換を含めて検討して頂けるようご案内いたしました。


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