Windows7 搭載PCでWindows Update ができないトラブル。ずっ〜と更新

無料アップグレード期間が終了し早一か月が過ぎようとしておりますが
Windows10には無事アップグレードされましたでしょうか?

いやこのままWindows7を使い倒してやる!

と中には反骨精神露わに意気込んでいる方もいらっしゃるかと思います。

当方の周辺だけでもWindows10へのアップグレードを見送った者、
アップグレードしたものの結局元のWindows8.1へロールバックした者
多数おります。

旧OSとなるWindows7ですが、今後もWindows Update を行うことは問題ありません。

そんなWindows7ですが宮城県仙台市にお住いのお客様より修理依頼をいただきました。

お客様曰く
「PCの調子が悪くリカバリーを行ったもののWindows Updateができない」
「Update 実施から丸一日経過しても終わる気配もない、更新を確認していますの表示のまま」
Windows Updateが行えないとセキュリティ上不安である」
という内容でした。


kb3138612a.jpg
「更新プログラムの確認」を選択し、Windows Updateを進めていきます。 

Winupdate1.jpg
しかしながら「更新を確認しています」の表示のまま待てど暮らせど先に進む気配は微塵もありません。

一見Windows10にしなかったことに対するMicrosoft社の嫌がらせか?
と勘ぐってしまいますが決してそのようなことはございません。

2016年以降再セットアップやリカバリー直後のWindows7、8.1に対して
Windows Updateにかなりの時間を要する現象が実際問題多々起きております。

現に当店でも再セットアップやリカバリー直後のWindows Update
「更新を確認しています」状態から先に進むまでにPCによっては
10時間近く掛かったという経験もあります。

この「更新を確認しています」ですが、PCのスペックにかなり左右されることが
分かっています。

またUpdate実施前のPCに組み込まれているUpdate Clientのバージョン
が古くても時間を要する結果になるようです。

そこで次のような回避策を行うことで「更新を確認しています」のループ状態から
スムーズに抜け出すことが可能です。

対処法?:Windows Update Client の最新版を先に導入する
→2016年8月17日現在におけるUpdate Clientの最新ファイルは
  3161647 です。これは KB3172605 に含まれています。
 
対処法?:KB3177725 を導入で更新時間の大幅な短縮が可能に
→2016年8月10日以降WindowsUpdateが進まない場合はKB3177725を導入することで
 更新時間を大幅に短縮することが可能になります。
 平均3時間弱要していた更新確認時間が20分以下にぐっと短縮されました。
※これは長期間Windows Updateを行わなかった場合も有効です。

対処法?:Windows Update コンポーネントのリセット
→今回のような再セットアップやリカバリー直後は該当しませんが
 長らく使用していたPCや長期間Updasteを実施していなかったPCでは有効のようです。
 Windows Updateコンポーネントの手動リセット
 ※レジストリなどに手を加えますので万が一に備え重要なデータのバックアップなどを取られることを推奨いたします。

今回は上記の対処法??を実施することでスムーズにWindows Updateが走るようになりました。

参考までに今回発生した費用です。
基本作業料      4,200円
合計        4,200円
※郵送修理受付時の金額です。
※機器発送時の往復の送料はお客様負担となります。

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