埼玉県春日部市 Buffalo TeraStation TS-1.0TGL.R5 停電後の通電NGか
埼玉県東部に位置する春日部市
お車を運転する方なら栃木県内でも見かけることも珍しくないであろう
あの 「 春日部ナンバー 」 でお馴染みの街です。
宇都宮からは国道4号線でつながっており埼玉県ながら高速を利用せずともアクセスの良い街の一つ。
今回はその春日部市にお住いのお客様からデータ復旧のご依頼をいただきました。
さてさて春日部市と言えば誰もが知る国民的アニメ 『 クレヨンしんちゃん 』 の舞台にもなった街
市内には至るところにクレヨンしんちゃんの看板やラッピングを見かけることができます。
市もしんちゃんとタイアップし町興しをしているようですのでファンにはここ春日部は聖地と言えることでしょう。
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東武鉄道の春日部駅のホームの行先表示板にはしんのすけとシロの姿が！？
画像は掲載しておりませんが駅舎もクレしん一色ぶりとなってります。
市内を走る路線バスにはクレしんのラッピングが！？
日光街道の宿場町で歴史ある春日部ですが時を経た現在
まさかこのような街にっているとは当時の方も思わなかったことでしょう。
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・・・閑話休題
夏といえば落雷も然りですが、それによる停電が与えるPC等電化製品への悪影響は計り知れません。
それは季節が変わった秋でも同様です。
また冬だからと言っても油断はできません。
暖房器具の使い過ぎによるブレーカー断などによる停電もPCユーザーにとっては脅威と言えます。
そんな中データの復旧を希望されるお客様が郵送された機器
Buffalo社の誇るNAS製品の顔ともいえる TeraStation シリーズ
NAS（ネットワークHDD）とは？ (アイ・オー・データ機器NAS製品紹介サイト)
TeraStationとは (はてなダイアリーTeraStationページ)
落雷ではありませんが、一瞬生じた停電（瞬間停電と言われます）
これによりPCを含めてすべての電化製品の電源が落ちてしまいました．．．
停電はすぐに復旧しましたが、悲しいかなTeraStationだけは無反応っっ
お客様は必死に何度も電源ボタンを押しましたが機嫌を損ねたかのようにTeraStationは起動はおろか電源さえ
入る様子もありません。
起動しないTeraStationにやきもちするお客様
心配する気持ちの中、、送られてきたTeraStation
型式は TS-1.0TGL.R5
ＴｅｒａStationでは古株となる2005年に発売された機器になります。
こちらの機種は当時としては先端を行くRaid5に対応したNASでございました。
発売当初は結構な金額だったのを昔を懐かしみながらしみじみとしてみたり．．．
調査の結果TeraStationの内部基盤であるロジックボード部に重度の損傷があることが判明いたしました。
しかしながら幸運にもデータ記録の肝となるHDDにはダメージは見受けられず。
よって機器本体からHDDを取り外す作業に着手
画像はTeraStationの背面部となります。
HDDを取り外すために本体正面の鍵を開けます。
今回お客様は製品に付属してきた鍵を紛失されたとのことでしたので当店で管理しているスペアキーを
用いて強制的に開錠
するとRaid5対応のNASだけありHDDを装着したマウンタが計4つその姿を現わしました。
TeraStationから取り外した4台のHDD
こんな時Raid5だとまずデータが消失することは早々ありません。
Raid5万歳です!(^^)!
無事復旧されたデータは計100GBほど
1TBのHDDへバックアップ
参考までに今回発生した費用です。
データ復旧作業料 26,250円
※起動しないNAS Raid5環境からのデータ復旧
復旧データ保存用HDD機器代 6,480円
割引 -2,730円
合計 30,000円
※郵送による対応の際、機器発送時の往復の送料はご負担をお願いしております。
落雷直撃や瞬間停電によるPCや通信機器への過電圧流入
これから寒くなるに従い雷の頻度は減ってきますが、暖房機器の使い過ぎによりブレーカーが落ちることも
予想されます。
とりわけNAS製品についてはPCと異なり小まめにリプレイスをされず長年に渡り使用されているお客様が
多いのが非常に目立ちます。
当然長く使用すれば内部のHDDやボードなどの経年劣化も進んでいきます。
劣化が進行したNASへ過電圧が流入すれば目も当てられない惨事となることは明らか。
電源周りへUPSやサージ対策を実施される事と数年おきにNASのリプレイスをされることを強く推奨いたします。
NASのデータ復旧やリプレイスでお困りの際はパソコンサポートPCわんだまで気兼ねなくご相談ください。
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お客様先へ機器の発送も終え私を含めスタッフの中にも束の間の安堵の空気が流れました。
仲間たちと世間話をしていると今回対応したお客様のお住まいである春日部市の話題で大盛り上がり
中でも地下神殿で一躍有名になった 『 首都圏外郭放水路 』
栃木県にお住いの方でもご存知の方は結構数いるのではないでしょうか？
という訳で当店スタッフの一人が休みを利用してこの地下神殿を探検してきましたのでこの場を借りてご紹介
させていただきます。
埼玉県春日部市にある地下神殿、、、正式名称 「 首都圏外郭放水路 」
その地下神殿アクセスへの窓口となるのがこちら
『 地底探検ミュージアム 龍Q館 』
正式には
国土交通省 関東地方整備局 江戸川河川事務所 首都圏外郭放水路管理支所
が主となる施設でその一画に設けられたフロアーとなります。
建屋の横には
庄和排水機場
と書かれております。
これは春日部市と合併する前の旧庄和町に当施設があったことの名残からこの名称が現在でも残されているんですね
中は3階構造になっていて博物館のような雰囲気が漂っております。
これを見て
「なんだ．．．全然地下神殿では無いじゃないか！！」
と仰る方もいることでしょう。
しかし先にお断りしておきます。
ここは地下神殿ではありませんよ！ 。。。。と
地下神殿こと首都圏外郭放水路の見学は事前予約制となっております。
同僚スタッフはだいぶ前から狙って予約をして向かったというのですからその行動力には驚かされます。
受け付けは3階にありここで見学料を支払い見学会参加証を貸与していただきます。
これが無いと地下神殿へ入ることができません。
いわば通行手形的なアイテムになります。
3階で受付をすませ解説員さんの案内に誘導されて再び入口のある1階へ
壁へ視線を向けるとここ 首都圏外郭放水路 がここ春日部に造られた理由とその目的についての
解説が書いてあることに気づきました。
そもそもこの地下神殿こと首都圏外郭放水路は観光目的で造られたものではありません。
昔から水害が多く発生する春日部やその周辺部の治水対策をお題目に掲げ造られた一種の調整池的なものなのです。
施設の一部を一般開放した途端それを目にした見学者からは
「まるで古代エジプトの地下神殿のようだ！！」
と驚きと感嘆の言葉を多くいただいた模様。
その後TVなどマスコミでの紹介、SNSなどで多くの方の口コミが和を掛け今では春日部を代表する観光地に
解説員さんに誘導され参加者は皆、龍Ｑ館の外へ
屋外に地下神殿へと通じる入口が設けられていたわけなんですね
何だか古代遺跡の探検家になったような気持ちになれて心なしかテンションも上ります。
いざ階段を下り地下神殿へ
。 。 。 。 。 そこには目を見まがうような神秘的な空間が広がっておりました
天井も高くじつに広々とした空間
某ハウスメーカー様のCMではありませんが、本当に 「 天井が高ーい！！ 」 んです。
これだけのキャパがあればかなりの水量をストックすることができるのも頷けます。
まさに水害対策への切り札ともいえる施設です。
地下空間にはご覧のような巨大な柱が多く天をめがけそびえ立っています。
これが地下神殿と呼ばれる所以でもあります。
柱の前に立つ人間との対比をご覧ください。
柱の巨大さを実感していただけるかと。。。
これだけの施設を低料金で見学できるのですから国土交通省江戸川河川事務所様には感謝するばかりです。
最後に見学会参加証を返却するために龍Q館3階へ
ここであるものに目が奪われました。
全国のダム湖にある管理事務所にはダムカードなるマニア必見のカードが置いてありますが、ここ首都圏外郭放水路も
例外ではありません。
しっかりとカードが置かれておりましたのでマニアではありませんが記念にカードをゲット！！
何だか童心に帰ったような気持ちになれる一コマでもありました。
素敵な感動と経験をありがとう
首都圏外郭放水路 (国土交通省江戸川河川事務所公式サイト内紹介ページ)
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