NTT PR-500MI無線環境にてWindowsVistaのPCだけが接続できない。

インターネット回線が各家庭にあるのも当たり前になりつつある世の中ですが
その中でも無線LANをご利用になられるお客様は年々増えております。

スマホタブレットなどは無線LANが無いと光回線などを利用したWiFiに接続できないため
特に若い世代を中心にシェアを伸ばしている傾向が見受けられます。

今回はNTT東日本光回線フレッツ光)の契約後に設置される新型のルーターPR-500MI
とご利用のWindowsVistaのノートPCが無線環境でインターネットが接続できないとのご相談を
いただきました。

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NTT PR-500MIはフレッツ光の最新最速のサービス「ギガスピード」に対応した高規格のルーターです。
標準で無線LANカードが付いており手軽にギガビット回線を利用できる仕様になっている優れもの。

お客様はご自分でルーターへのISP(プロバイダ)接続情報を投入。

Windows8搭載のノートPCやスマホタブレットは問題無く無線環境下での接続設定を終えられ
これらの機器では問題なくWebサイトの表示が行えることを確認済みです。

問題はここから。
これまで愛用してきた2008年度購入のWindowsVista搭載のノートPCです。

無線LANまでは接続出来ているようなのですが、どうやってもWebサイトの表示ができず
大変お困りの様でした。

調べてみるとルーターからIPアドレスの取得もうまくいっていないようでした。

この現象はPC側に搭載された無線LANドライバが最新の無線接続に用いられる暗号化設定
「WPA-PSK」に対応できていない場合に発生することが多いようです。

PCメーカー様で最新の無線LANドライバーが公開されていればそれらを適用することで
すんなり解決するのですが、このようなケースに限って
肝心のドライバーの更新が終わっている or そもそもドライバの更新自体存在しない
ことがほとんどです。

今回は生憎ドライバの更新が無かったため強硬策をとらせていただく事にいたしました。

その対処法なのですが無線ルーター側の無線暗号化設定を標準設定の「WPA-PSK」から
旧規格である「WEP」に変更してしまおうという策でございます。

一部の無線ルーターではこの旧規格の無線暗号化設定「WEP」そのものに対応していない機種も
ありますので予めご注意ください。

さて今回お客様がご利用のNTT PR-500MIおよびNTT側で提供している無線ルーターはこの「WEP」仕様
に対応しております。

但しルーターの管理画面から設定を行う必要があります。

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PR-500MIの管理画面から「WEP」を利用するための設定を行います。

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無線LAN設定」から「IEEE802.11b/g/n設定(2.4GHz)」と進み出荷時には無効になっている「SSID2」を有効にします。
※標準で有効になっている「SSID1」では暗号化設定「WEP」を利用することができません。

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その後「編集」タブをクリックし、「無線の暗号化」をクリックし「WEP」を選択します。

最後に「設定」をクリックすれば晴れて旧規格の暗号化設定「WEP」を利用することが可能となります。

この「WEP」はセキュリティ的に脆弱であるため極力可能な限り「WPA-PSK」をチョイスされることを推奨
いたします。

どうしても「WPA-PSK」環境ではネット接続ができないという奥の手として利用された方が良いでしょう。

さて設定も無事完了しお客様のVistaのPCも問題無くWebサイトを表示させることに成功。

家電量販店のスタッフ様の中には
『WindowsVistaのPCだから接続できない。』
『PCを買い替えないとダメだ。』
とPCを買い替えさせようとセールストークをちらつかせてくる方もいるようですが設定である程度
改善することも可能なのです。

よって諦めないことが重要です。

参考までに今回と同様のトラブルの場合料金は次の通りになります。

インターネット接続トラブル復旧作業    6,300円
※1時間以内でのトラブル解決時の料金になります。(税込)
 
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