栃木県那須町でNASの設定? TeraStation TS3210DN0202 共有フォルダのアクセス制限設定

栃木県の最北に位置する那須町

皇族の方がご利用になられる御用邸(別荘)があることから県内外多くの方の注目を浴びる場所です。

とりわけ今年は元号が新元号 『 令和 』 へ変わったこともあり皇族の方々の話題が尽きることがありません。

さてその那須町ですが御用邸をはじめ見どころが数多くあります。
高速からもアクセスがし易く、首都圏からも十分日帰り圏内という絶妙な好立地。


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那須町のシンボルである茶臼岳(那須岳

ロープウェイで一気に山頂付近まで到達でき気軽に登山を楽しむことができます。

とりわけ紅葉の季節は途方も無く混雑します。
山腹にかけて色とりどりの紅葉の絨毯が広がる様子は必見です。




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那須町には湯本温泉郷をはじめ温泉も多くあります。

火山が近いことから泉質は酸性の硫黄泉
古くから湯治場として訪れる方も多いことで知られています。



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自然豊かな那須町には動物たちと触れ合えるスポットもあります。

那須どうぶつ王国

TVなどでも高頻度で登場する超がつくほどの知名度を誇る人気施設になります。

なかでもおススメはたくさんのカピバラたちと触れ合えるカピバラの森です。

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園内の人気スポット ”カピバラの森”

赤ちゃんカピバラもいてその姿にはとても癒されます。


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動物たちと触れ合った後は絶叫マシンなどはいかがでしょうか?

那須ハイランドパーク

東京*****ランドや大阪のU*Jほどではありませんがお子さん連れで楽しめるテーマパークです。

他にもみどころたくさんの那須町

日帰りもいいですが宿泊をして思いっきり大自然や動物たちと触れ合ってアクティビティを楽しんでみるのも
いいものですよ。




栃木県那須町 (那須町公式サイト)











・・・・・ と冒頭で那須町の話題が続きましたが今回は那須町の某会社様から設定のご依頼をいただきました。

ここで皆様に質問です?

社内で使用している業務データや機密データの管理やバックアップはどのようにされていらっしゃいますか?
まさかバックアップをされていないという方はいないことを願いますが。。。。

USBフラッシュメモリーへバックアップ
・外付けHDDへバックアップ
クラウド上へバックアップ

とバックアップの方法は多岐に渡りどれが正解ということもありません。
欲を言えばすべての方法でバックアップを実践されるぐらいの心構えが必要なくらいです。

当店がおススメしているバックアップはNAS(ファイルサーバー)です。

外付けHDDと異なり特定のPCに環境依存せずとも済みます。
USBフラッシュメモリーと違い大容量のデータを管理することも可能です。
クラウドサービスと異なりオフライン時でもデータへのアクセスが可能です。
またクラウドサービスの不正アクセスなどによりデータが漏えいすることもまずありません。

NAS 読み方は ” ナス ” です。

ダジャレではありませんが那須町の会社様に設置されているNAS (ナス) の設定で出張させていただくことになりました。


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設置されていたNAS はこの業界では国内大手となるBuffalo社のNAS
TeraStationシリーズ TS3210DN0202
(1TBのHDDを2基搭載したNAS)

下位モデルにLinkstationがありますが、こちらのモデルはより耐久性に優れた法人様向けに特化したNASになります。


TS3210DN0202 (Buffalo社公式サイト内製品紹介ページ)


お客様からいただいたご要望は次の通り
1.これまでもNASを利用していたが共有フォルダの管理を厳密にしたい
2.特定のフォルダには役員のみ、幹部社員のみアクセスできるよう設定を変更して欲しい
3.NASへログインするユーザーは規定値の「admin」のみだったが、従業員の数だけユーザーを
 増やし更にグループ分けして欲しい。


一般的にTeraStationをはじめ多くのNASはフォルダへのアクセス権の制限機能を標準で備えております。
但し残念ながら多くのユーザー様はその設定の煩雑さから敬遠され利用していないというのが実情です。

今回お客様の会社ではISOの申請登録の過程でこの問題が発覚し、アクセス権の設定を見直したいということで
当店までご依頼をされたのでした。


アクセス権の制限自体はそれほど難しい作業ではありません。
出張にて十分対応可能ですので早速お客様の事務所へお伺いさせていただきました。



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設定はすべてTeraStationの管理画面へアクセスして進めていきます。

このログインパスワードも安全を考慮し任意のパスワードへ変更させていただきました。



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管理画面ログイン後、画面左側に配列されたメニュー画面

今回操作するのは 『 ファイル共有 』 になります。



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まず追加するユーザーの所属するグループを登録します。

一般的には
・役員
・幹部
・一般社員
...といった具合に分けていくのが定石です。



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グループ名の追加は画像のように 『 グループの追加 』 タブをクリックすることで可能です。


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画像の赤枠の部分は入力必須項目になります。

グループIDは4ケタの数字で管理されますので各グループごとに覚えやすく区切って設定するのがおススメです。
例:グループ取締役は1000番台、グループ幹部社員は2000番台という具合に

今回は 「取締役」 「幹部社員」 「社員」 「パートアルバイト」 の4つのグループを追加させていただきました。


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グループの追加が終わりましたら次はユーザーの追加登録を行います。

殆どのユーザー様が標準で設定されている 「 admin 」 ユーザーのみで運用されておりますが実際にNAS
アクセスするスタッフ様の名称でユーザーを追加されることをおススメいたします。



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『 ユーザーの作成 』 タブをクリックしユーザー名を件数文登録していきます。



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こちらも同様に画像の赤枠の必須項目を入力していきます。

先ほどのグループID同様にこちらも管理しやすい様に4桁の数字でユーザーIDを設定していきます。

パスワードはNAS内の共有フォルダへアクセスする際に必要となる情報です。
安易に全スタッフ共通のパスワードを設定されることの無きようご注意ください。


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さてここからが本命の共有フォルダの設定になります。

共有フォルダは出荷時の状態でも 『 share 』 という名称で設定されているのですが、今回はアクセス権を設けるために
共有フォルダ自体を新たに設けることになりました。


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 『 共有フォルダーの作成 』 タブをクリックし、お目当てのフォルダを作成登録していきます。


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画像赤枠の必須項目を入力し共有フォルダ―の追加登録を進めていきます。

もし外出先などからNASへのアクセスもお考えであれば設定値 『 Webアクセス 』 のチェックも忘れずに入れましょう。


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こちらはWebアクセス時にもアクセス制限を設けるかの設定画面です。

設定の際には予め別メニューにてWebアクセスを有効にしておく必要があります。



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そして共有フォルダ―設定の最後の仕上げです。

アクセス制限の設定になります。
 共有フォルダーのアクセス制限を 有効にする 』 に忘れずにチェックを入れましょう。


これまでに追加したユーザーごとに
・書き込み → 可能 / 読み取り → 可能
・書き込み → 不可 / 読み取り → 可能
・書き込み → 不可 / 読み取り → 不可
の3レベルから該当するレベルを設定しアクセス制限の設定を確かなものにしていきます。

これを間違えてしまうと後々権限お与えあれたユーザーであるにも関わらず共有フォルダーへ
アクセスできない、編集できない といったトラブルに直結しますのでミスの無いように設定をしていきます。


これまでに
・グループ分け → 4グループ
・ユーザーの追加登録 → 20件
・共有フォルダの作成 → 4件

お客様の協力もあり作業時間は1時間弱で完了することができました。

今回は設定しなかったWebアクセスですが、出張の多いスタッフ様が多い事業所様の場合効力を発揮する
便利な機能です。
利用してもBuffalo社に対して利用料を払う必要もござません。

お客様には前向きに導入を検討していただくようご提案をさせていただきました。


参考までに今回発生した費用です。
作業料        9,450円
(作業時間90分以内の料金)
割引         -1,000円
合計          8,450円
※出張対応時の料金です。
※料金は2019年8月26日時点のものとなります。



Buffalo社のNAS、LinkStationやTeraStationのトラブルやアクセス制限の設定などで
お困りの際は当店パソコンサポートPCわんだまで気兼ねなくご相談ください!


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栃木県の全自治体の面積ランキングで5位にランクインしている那須町
※以外にも宇都宮市は4位でした

町は東は旧陸羽街道(現:国道294号)から西は茶臼岳(那須岳)と広範囲に渡ります。

その広い町内にはJRの駅が3つあります。
※2019年8月時点でいずれも無人

今回は作業の合間にこれら3つの駅を制覇してきましたので紹介させていただきます。



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まずトップバッターは最も南に位置する 『 高久駅 』

この界隈の住所は高久ということからこの駅名になったそうですが、たまたまか偶然なのか駅周辺には
高久姓の方が多く住んでいらっしゃいます。

駅は無人駅で駅前にあるのはコイン精米所のみ

もちろんコンビニなんてありません。

誤って途中下車したら時間を潰すのに困る駅のひとつです。



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駅は対面式ホーム2線で構成されており、上り用のホームへは跨道橋をのぼる必要があります。

駅にはエレベーターもエスカレーターも設置されておらずバリアフリーには全く対応していないので
お荷物を抱えた状態だと跨道橋の上り下りが大変かもしれません。





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ホームに設置された行先表示版

右に黒磯、左に黒田原と表示されています。



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駅舎に近い1番ホームこと東北本線の下りホーム

ホームには  仙台 、 郡山 、 白河 方面の表示があります。

さすがに仙台まで在来線で行くには相当の覚悟が必要ですが、このレールの先が仙台
そしてさらには遠く北海道まで繋がっているのだと思うと感慨深くなります。





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駅ではありませんが高久駅の近くで発見した個人的におススメのスポット
橋脚の赤さび具合がいい感じにレトロ感を演出してくれています。

一見廃線跡?廃墟?

と思われるかもしれませんが現役の橋脚です。

現にこの真上には線路が敷設されており東北本線の列車や貨物列車が行き来しています。



駅周辺には高久姓の方がいっぱい!? JR高久駅



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2番目に向かったのは 『 黒田原駅 』
今回訪れた3駅のなかでももっとも駅舎が立派な駅だった黒田原駅

開業当初は東北本線のルートが現在と若干異なっており那須町役場がある位置にかつての黒田原駅
設けられていたそうです。

地図を見ていただければ分かりますが駅のすぐ近くには町役場があります。
そして高校も近いことから朝夕は多くの学生さんで賑わう駅です。

そのためか駅前にはコンビニ(ファミリーマート)もあります。

駅は無人でもちろん売店もありませんが途中下車をしても食べ物などを購入できるので18きっぷユーザーに
とっても救いの駅だと言えます。



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歴史溢れる木造駅舎の黒田原駅ですが、中に入ると頭上のステンドグラスに視線を奪われます。

幾何学模様の並んだステンドグラス

規模は小さいですが那須町には教会があることなども関係しているのでしょうか?



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首都圏ではおなじみの自動改札もここ黒田原駅には設置されていません。

朝夕の混雑時は臨時の職員さんが改札業務にあたっているそうですが日中の時間はご覧のように完全無人になります。

改札口左手のシャッターが閉まっている窓口だったであろう場所

かつてはこちらに駅員さんがいてみどりの窓口的な応対もしていたのだとか。。。



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ホーム屋根から吊るされた行先表示版

左に先ほどまでいた 『 高久駅 』 、右にはこれから向かうことになる 『 豊原駅 』 が表示されています。



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木造駅舎の黒田原駅

この駅の見どころはレトロ感溢れる跨道橋です。
歩を進めれば軋み音が聞こえてきそうですが造りはしっかりしているのでそのようなことはありません。

そして高久駅同様ここ黒田原駅バリアフリー化はされておりません。


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駅前を散策していて発見した馬の像

黄色に塗装された馬の名は 那須 (なすこま)

那須駒とはかつてこの一帯の馬市場で取引された馬のことを指すのだそうな。
駅北側には明治~昭和中期まで馬市場が実在しそこで馬の取引がされていたそうです。



那須役場の最寄駅 JR黒田原駅



那須町内3つ目の駅として向かったのは最も最北に位置する 『 豊原駅 』

泣いても笑ってもこの駅から先は福島県に突入します。

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豊原駅はこれまでに訪れた2つの駅とは異なり周囲の道も狭く一気に秘境感が増してきます。

駅前に駐車場はありませんが、わずかながらのスペースがあるので今回はそちらへ車を停めさせていただきました。

駅に到着するとまず最初の難関が訪れるものを待っています。

階段です
しかも手すりが整備されております。

しかしながら他の2駅同様バリアフリー化はされていません。

いきなり階段の洗礼が待っていることからも豊原駅は他の2駅に比べて訪れる者の本気度を試しているかのです。



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階段を上ると見えてくる小奇麗な駅舎

じつは今年3月にリニューアルしたばかりなんです。

これまでの木造駅舎は130年以上も前に造られたもので多くのファンの別れを惜しむ声の中
老朽化のために取り壊されてしまいました。



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天井が高く開放感のある駅内部

木造駅舎の流れを受け継いでいるのが嬉しいところ。

この新しい駅舎も130年持ってくれることを期待したいと思います。


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駅の奥には何やら ” 豊原駅の歌 ” なるものが掲げられておりました。

作詞作曲は地元の有志の方でしょうか?

どんな曲なのか聞いてみたいですね。



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ホームに設置されている行先表示版

左に 『 黒田原駅 』 、右には 『 白坂駅 』

白坂駅があるのは福島県白河市になります。

県境の駅ということもあり利用客は多くはありません。

余談ですがこの豊原駅までがJR東日本の大宮支社の管轄で、この先の白坂駅からは仙台支社の管轄に
なるためJRの中でも境界駅扱いとなっているのが興味深いところ。




天気もよくホームを見入っていると遠くからゴォーという走行音が聞こえます。

その後ホーム内に自動放送でアナウンスが流れました。
「 列車が通過します 」




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どんな列車がやってくるのか?
時刻表にも載っていない為恐らく貨物列車だろうと予想します。

予想通りやって来たのは下りの貨物列車
機関車が真っ赤なEH500電気機関車に牽引された貨物列車でした。

このEH500は2つの機関車を連結牽引時のパワーが大きいことから通称金太郎の愛称でも親しまれています。

車体の横にはマサカリを持った金太郎が大きく描かれています。





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申し分ないパワーの金太郎によって牽引されていくたくさんのコンテナたち

貨物列車は旅客列車と異なり長いので走行音が長く楽しめるのが鉄道ファンとしては嬉しいところ。


ちなみに豊原駅はアクセスのし易い秘境駅ということで鉄道好きの間では知られています。
※アクセスがし易かったら秘境駅とは言えないのではと思いますが...

そのため平日にも関わらず見学目的の方数名とエンカウントしてしまいました(笑)



栃木県最北端、福島県との県境に位置するJR豊原駅


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