macOS 10.12 Sierra アップグレード後の未署名アプリ起動トラブル

栃木市にお住いのお客様よりMacOSに関するお問い合わせをいただきました。

さて栃木市と言えば地元を代表する公式ゆるきゃらでとち介が有名です。
栃木市のHPはもちろん市内のいたるところに掲げられていることから気合の
入れようがうかがい知れます。

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栃木市の公式ゆるきゃら「とち介
蔵の街栃木をイメージしたデザインになっているのが特徴的です。

ゆるキャラグランプリ2016」では全国の強豪たちを抑え総合4位を獲得しています。
さのまる、ぐんまちゃんと北関東のゆるきゃらたちが今熱いです。

当方もお気に入りのゆるきゃらの一つです。

今回お客様からお問い合わせいただいた内容ですが
MacOSを10.9からmacOS Sierra 10.12 にアップグレードをした後に
一部のアプリが起動できなくなった。

フリーソフトをインストールしようとしたがうまくできない
というものでした。

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2016年11月時点で最新OSとなるmacOS Sierra 10.12
そびえたつ山々の壁紙が特徴的です。


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ApplemacOS 10.12 Sierraでさらなるセキュリティ強化を行うため、AppleまたはAppleが認めた開発者の署名がないアプリを抑制する「Gatekeeper」機能から「すべてのアプリケーションを許可」オプションを(GUI的に)排除しましたが、この許可は以下の方法でSierra環境下でも利用することが可能になっています。

【システム設定で許可】
環境設定からターミナルを開いて次のコマンドを実行することでアプリの実行を許可することも可能です。

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sudo spctl --master-disable

ターミナルからsu(スーパーユーザー)アカウントでコマンドを実行する関係上
ご利用のMacのアカウントにサインインパスワードが設定されている必要があります。
もしパスワードが未設定の場合、一時的にでもパスワードの設定を施す必要があるので注意が必要です。

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ターミナルから上記コマンド実行前の状況です。
「すべてのアプリケーションを許可」の項目がありません。

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ターミナルから上記コマンド実行後
非表示になっておりました「すべてのアプリケーションを許可」が表示されるようになりました。

これで晴れて未署名アプリも起動できるよう設定を変更することが可能となります。
くれぐれも出所不明の怪しいアプリの扱いには細心の注意を図ったうえで実行することを
強く推奨いたします。

作業開始から30分弱で無事作業を終えることができました。
簡易的な設定などの場合は30分〜40分ほどで作業完了できることがほとんどです。
よって作業時間60分を超過した場合にご請求する超過料金は早々発生いたしませんのでご安心ください。

参考までに今回発生した費用です。
作業料    6,300円
割引     -1,000円
合計     5,300円
※1時間以内の作業時の料金となります。


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