茨城県常総市 自作PCでS.M.A.R.T.エラー発生後のHDD交換作業
古くから 「 西の富士、東の筑波 」 と称され日本百名山の一つにも登録されております。
その筑波山の西側に広がる県西地区
車のナンバーでいうと新設されたご当地ナンバー 『 つくば 』 ナンバーの地域です。
今回はその県西地区の南部に位置する常総市にお住いのお客様から修理のご相談をいただきました。
常総市と聞くと 「 ??? 」 となる方もいるかもしれません。
水海道市と聞けばお分かりになるでしょうか?
2006年の平成の大合併でかつての水海道市と石下町が合併し、現在の常総市が誕生いたしました。
その常総市の旧石下地区の国道294号を走っていると嫌でも目に入るものがあります。
そ・れ・は...... お城です。
周囲には他に目立った高層建築物が無いためこのお城が遠くからでも視界に入るのです。
お城の正体は市の交流センター兼博物館でした。
お城のルーツですが戦国時代まで遡ります。
平家の末裔である桓武平氏一族の豊田氏が統治していたため豊田城と呼ばれるのだそうです。
お城は5層7階の造りでコンクリート造りの博物館型の天守閣になっています。
※実際の史実に基づくと天守閣は無かったともいわれているようです。
天守の正面には市が生んだ偉人 「 長塚節 (ながつか たかし) 」 の像が建っています。
長塚節の像
正岡子規に師事した歌人、小説家で、郷土愛に根付いた農民文学で知られるお方です。
ちなみに豊田城内には長塚節の展示コーナーまであるという気合の入りよう。
最上階は展望室になっていて天気が良い日は筑波山をはじめ、日光の男体山、そして富士山まで見えることも
あるそうです。
興味がある方は足を運んでみてはいかがでしょうか?
豊田城こと常総市地域交流センター (常総市公式サイト内施設紹介ページ)
観覧料
個人: 一般 400円、小中学生 200円 / 団体: 一般 320円、小中学生 160円
平成31年3月31日まで観覧料が無料みたいです
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...閑話休題
それでは修理の話題に入らせていただきます。
今回修理のご相談をくださったお客様ですが愛用のマシンはいわゆる自作PCと呼ばれるもの
PCに明るいご友人に組んで貰ったという家電量販店には出回っていない一点もの。
Only one 世界に一つだけのPCです。
これまではトラブルの度にマシンを組んだご友人にヘルプしていたのですが、仕事の関係でここ常総市へ引っ越すことに
遠距離になったことでご友人とも疎遠になり...
そして今回のトラブルが発生しお手上げとなったと大変お困りのご様子。
お客様が困っていたトラブルの内容ですが
「 PCが起動しない 」
しかも電源を入れると怪しげな黒い画面でストップしてしまうので何もできない
と悲痛な嘆きの声が。。。。
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お客様宅へお伺いし早速PCの電源を付けていただきました。
普段は目にすることも無いためこの状態でストップするとパニックになる方も多いはずです。
画面には英語で
WARNING なる単語があるのが確認できました。
WARNING つまり ” 警告 ”という意味です。
それに続くような形で
Please back-up your date and replace your hard disk drive.
A failure may be imminent and cause unpredictable fail.
と長いメッセージが!!?
この英文を翻訳すると
HDDに問題があるので直ちにデータのバックアップを取ってください。
そしてハードディスクを交換してくださいね
という意味になります。
これらを統合すると
HDDに障害が発生している、もしくは故障する直前であることは明白です。
念の為HDDを診断するためにPC本体を分解し内蔵されているHDDを取りはずします。
自作PCなので横カバーをスライドするだけでHDDを取り外せるのはメンテがし易く我々修理業者にはありがたいこと
この上ありません。
HDDを囲むように装着されているのは固定するためのマウンタです。
東芝製のDT01ACA100
ディスク容量1TBのHDDになります。
診断の結果......
読み書き困難な領域である不良セクタが多数発生していることが確認されました。
多少の不良セクタの発生であればそれを修復することも可能なのですが、今回は多勢に無勢
相手が悪すぎます。
PCを復活させるにはHDDの交換は避けられない見込みです。
記録されていたデータはお客様が特に必要ないと仰いましたので純粋にPCの修理のみの作業に着手させて
いただくこととなりました。
HDDを交換するためにPC本体をお預かり
通常修理に用いるPCパーツは海外から取り寄せるなど日数を要するケースが多いのですが
今回交換に用いるHDDは入手もし易く納期もスピーディです。
元々東芝製のHDDが搭載されておりましたが今回用意した物はWD製のHDDです。
WD10EZEX 交換前と同様に1TBのHDD
HDDの交換の際は規格さえ一致していればメーカーや型式が違っていても問題はございません。
続いてWindows10をインストールするために準備を進めていきます。
準備していたWindows10のインストールDVDを読み込ませOSのインストール作業を進めていきます。
修理前に既にお客様のPCはWindows10でご利用でしたのでMicrosoftとはデジタルライセンスが成されておりました。
そのためこれまでのWindowsの新規インストールの際に入力していたプロダクトキーを使用しなくともオンラインに
なった瞬間に自動的に認証される仕組みです。
作業開始から30分ほどで無事Windows10がインストールされました。
その後ハードを構成する際に必要な各種ドライバをマザーボード提供のメーカーサイトからダウンロード
最後にWindows Updateを実行しすべての作業が完了いたしました。
これにて作業完了となります。
機器お預かりから翌日に返却もできお客様にも大変喜んでいただけました。
参考までに今回発生した費用です。
HDD交換作業料 8,400円
再訪料 2,100円
交換用HDD機器代 6,480円
割引 -1,000円
合計 15,980円
※PC本体お預かり時の作業料金です。
※郵送による修理受付の場合は上記再訪料は掛かりませんが、往復の送料はご負担いただいております。
当店パソコンサポートPCわんだでは家電量販様では対応の難しい自作PCや知人ご友人に組み立てていただいた
PCも修理およびサポート可能です。
もちろん修理以外に記録部品の異常からのデータ復旧もいたします。
気兼ねなく当店までお問い合わせください。
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今回出張で訪れた常総市
国道294号を走っていると目に入るものは豊田城だけではありません。
一見するとガソリンスタンド、しかししかし近づいてみるとラーメン屋さん
赤と黒のインパクトのある看板
その正体は私の大好きなラーメン店 ”天下一品”さんでした。
かつてはガソリンスタンドだった店舗を居抜き物件としてリニューアルした天下一品さんでも珍しい佇まい
お店の前を通り過ぎるたびに二度見、三度見をしたことは言うまでもありません。
国道294号線沿いに位置する茨城県常総市の天下一品 水海道店
以前はガソリンスタンドだったという変り種の店舗です。
最近ではエコカーの爆発的な普及でガソリン車が減少したことや、消防法の変更でスタンドの設備改修が
義務付けられたことから全国的にガソリンスタンドが減りつつあります。
中にはこの天下一品水海道さんのように異業種への居抜き物件として生まれ変わる店舗もあるようです。
天下一品の看板メニューといえばこの ” こってりラーメン ” で決まりです。
もちろん今回来店しました際も漏れなく注文
超コッテリした見た目とは違い味わいはまろやかでクセになる味わい
栄養価も高く多くの根強いファンを持つ不動の人気メニューです。
最後に常総市は2015年に発生した鬼怒川の大氾濫、 「平成27年9月関東・東北豪雨」 で甚大な被害を受けました。
市内東部を流れる鬼怒川の氾濫では多くの住宅や店舗が被害を被りました。
それはここ天下一品見ず海道店も例外ではありません。
被災後は営業もままならずこのまま閉店かと思われましたが、多くの有志の協力のもと見事不死鳥の如く復活。
常総の地へ再び舞い降りた天下一品の営業開始の声に多くのファンは歓喜しました。
2018年は全国的に自然災害が多かった日本列島。
これから迎える2019年は災害の少ないことを祈りながら帰路に着くのでした。
天下一品水海道店 (天下一品公式サイト内店舗情報紹介ページ)
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